電池の液漏れはベタベタして気持ち悪いですよね。
ですが実は気持ち悪いだけではなく、事故につながる大変危険な物です。
事故がないように、液漏れした電池の正しい捨て方をご紹介します。
- 液漏れ電池の捨て方(乾電池・マンガン電池・ボタン電池)
- 液漏れの原因は?
- 液漏れした電池の危険性
- 液漏れした電池が取り出せない時の対処方法
- 液漏れした電池の掃除の仕方など
液漏れ電池捨て方
液漏れした電池は燃えるゴミで捨てれるのでしょうか。液漏れ電池をビニール袋に捨てる方法など、各電池の液漏れした場合の捨て方をご紹介します。
乾電池の液漏れ
液漏れした乾電池を廃棄するときは、ビニールテープやセロハンテープで電極を覆いましょう。
プラスとマイナスの電極をテープで絶縁してから、ビニール袋に入れて廃棄してください。
電池をショートさせると危険ですので、乾電池を空き缶に入れたり紙などの燃えやすいものの近くに保管しないようにしましょう。
マンガン電池の液漏れ
マンガン電池が液漏れした場合の捨て方も、乾電池の捨て方と同じです。
プラスとマイナスの電極をテープで絶縁し、ビニール袋に入れて廃棄してください。
ボタン電池の液漏れ
ボタン電池が液漏れした場合も、プラスとマイナスをテープで絶縁してからビニール袋に入れて捨てます。
捨てる時はホームセンターや、家電量販店に設置している「ボタン電池回収ボックス」に捨てることが可能です。
電池が液漏れしたものは使える?
基本的に液漏れをした電池は使えません。そのままにしておくと有害なので、電極を保護するためにテープで絶縁しビニール袋に入れ、自治体の条例に従って廃棄してください。
また電池が液漏れしたリモコンなど使えるのでしょうか。
電池が液漏れしたリモコン使えるかどうか詳しく知りたい方は↓
液漏れした電池が取り出せない場合
液漏れをした電池の液が固まってしまい、電池が取り出せないという場合があります。その時は以下の方法を試してください。大抵取り出せます。
- 綿に酢を染み込ませ、液漏れの箇所に数分置くと、中和反応が起こり、簡単に電池を取り除くことができます。
- 除去した後、漏れた液の跡が残りますが、酢を浸した綿棒や布でこすると除去できます。
- 次に水拭きをし、乾いた布で優しく拭いて全体的に掃除をしましょう。
- 液に触れて固まっていた電極部品は、液漏れにより錆びている可能性がありますので、サンドペーパーで磨いてください。
液漏れしていない電池の捨て方に関して↓
電池の液漏れ原因
使用中の液漏れの原因
使用している電池が液漏れを起こす原因は以下となります。
- 機器の停止中に電池を抜いたまま放置するなど、機器の動作電圧より低い電圧まで過度に放電した(過放電)。
- 電池の入れ方が間違っていた。
- 電極に金属が触れてショートした。
未使用の電池が液漏れをする原因
未使用の電池の液漏れは、輸送中の衝撃による変形、保管環境の悪さによる錆や破損、メーカーが推奨する使用時間を超えての保管などが原因となっている場合があります。
電池が液漏れした場合の掃除方法
電池が液漏れをしてしまった場合の掃除方法の流れは、
- ビニール手袋手袋、保護メガネやマスクなどで保護する。
- ティッシュペーパーで漏れた液を拭き取る。
- 雑巾やティッシュに水を含ませ、結晶化した液の粉を拭き取る。
- 電池の液漏れ部分をティッシュで包んで掃除を行い、電極部分をテープで絶縁する。
- 最後に液漏れ電池をビニール袋に入れて、自治体のルールに従って捨てる。
となります。
また、サビになっている場合の詳しい掃除方法はこちら↓
電池の液漏れの危険性
電池の液漏れした液体を「電解液」といいますが、電解液の危険性は種類によって異なります。
アルカリの場合は「水酸化カリウム」と呼ばれ弱アルカリ性の液体で、人体に毒や危険を及ぼす可能性があります。
まちゃマンガンの場合は「塩化亜鉛水溶液」と呼ばれています。水酸化カリウムより人体への影響は少ないが、誤って目に入ると傷つけてしまう可能性があります。
液漏れ電池を触った場合
液漏れした電池の白い粉などは絶対になめたり、触ったりしてはいけません。
触ってしまった場合は、とにかく流水で洗い流してください。
そのまま放置してしまうと化学火傷と言って、化学薬品由来の火傷を引き起こしてしまいます。
乾電池回収ボックスはどこ
電極をテープで覆い、ビニール袋に入れた後の液漏れ乾電池はホームセンターや家電量販店に設置している「乾電池回収ボックス」で捨てることが可能です。詳しくは以下をご覧ください。
乾電池回収ボックスの場所などに関して↓
その他の電池の捨て方
使い切っていない場合や、未使用の電池の捨て方などをご紹介しています。
使い切っていない電池の捨て方に関して↓
電池の絶縁する方法に関して
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は液漏れをして電池の捨て方をご紹介しました。液漏れしてしまった電池は放置したり、そのまま使用することは大変危険です。
今回紹介した捨て方でしっかり処分を行いましょう。
乾電池の捨て方などは各自治体でルールが異なる場合がありますので、捨てる前に正しいルールをご確認ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。