レジンの処分方法について、この記事で解説します。
- レジンを捨てる時は必ず硬化が必要
- レジンは化学物質なのでそのまま捨てたり排水溝に流しては絶対にしてはいけない
- レジンの硬化手順と処分方法
- レジンは人体被害がるので取り扱いを注意しよう
- 大量のレジンは売ることができる
レジンとは?
レジンが汚れてろ過してきれいにできなくなったとき、使い物にならなくなったとき、使い続けることが正しくなくなったときは、捨ててください。
UVレジンとは
紫外線硬化樹脂は、紫外線を当てると硬くなる樹脂です。
エポキシレジンとは
主剤と硬化剤の2液を混ぜて、化学反応で固まるレジン液です。
UVレジン液は不燃ゴミ?種類別の捨て方
UVレジン液は化学薬品です。そのままゴミで捨ててはいけません。
少量のUVレジン液を捨てる場合
ラップやクリアファイルの中に入れて、太陽光に当てて硬化させてから不燃ゴミとして出してください。
大量のUVレジン液を捨てる場合
大量の場合は容器にUVレジン液を入れて、太陽光に当てて硬化させてから不燃ゴミとして出してください。
エポキシレジンの捨て方
エポキシレジンの場合は、自治体によって処分方法が異なりますのでお近くの自治体に捨て方を問い合わせてください。
絶対ダメな処理方法!
レジン液を排水溝やトイレに流す
絶対にトイレや排水溝には流さないでください。化学物質なので環境を汚してしまいます。
レジン液をそのまま捨てる
ゴミとして捨てることはできません。
捨てる前に「硬化」させる。これが一番安全な捨て方です。硬化させる方法については後述します。
レジンを廃棄するタイミングは?
- 濾過しても綺麗にならないとき
- 消費期限が終了したとき
- 変化があるとき
- 黄色く変色し、粘度が増加しているとき
レジンの消費期限
消費期限は約3年といわれています。
レジンの正しい廃棄方法は?
レジンが汚れてろ過してもきれいにならないとき、耐用年数が過ぎたとき、使い方が適切でなくなったときは、捨てましょう。
固まっていない、あるいは溶剤に溶けていない液状の樹脂を処分するためには、化学廃棄物に加えて、化学廃棄物のルールに従って処分してください。
廃棄するときの注意点!!
- 手袋を着用する
皮膚に刺激やアレルギー性の皮膚反応を起こす可能性があります。
レジンが皮膚についたら、水と石鹸で入念に洗い流しましょう。 - 廃棄について
各自治体の安全データシート(SDS)に記載されているルールに従ってください。お住まいの地域によっては、純水、溶剤に溶けたもの、一部しか固まっていない液状レジンが有害廃棄物とみなされる場合がありますので、注意して捨ててください。
化学廃棄物として廃棄
固まっていない、あるいは溶剤に溶けていない液状の樹脂を処分するためには、化学廃棄物に加えて、化学廃棄物のルールに従って処分してください。
化学廃棄物として処分しない場合の手順
硬化が必要になります。
<硬化手順>
- 清潔な新品のニトリル手袋をはめます。
- ラベルがついている透明な容器に少量のレジンを注ぎます。安全に保管できる容器にしましょう。
- その容器の中で、1日から10日間、日光に当ててレジンが固まるのを待ちます。レジンを硬化させるには、405nmの光源と熱が最適です。液状のレジンが光と熱に当たると、固まり始めます
- レジンと容器は、普通のゴミと一緒に捨てることができます。
レジンの危険性
傷口に触れたり、固まる前の樹脂に触れたり、樹脂の揮発成分に触れると、樹脂の材料(原料)に含まれる有害物質に体が反応し、紫外線を十分に浴びていないためにアレルギー反応を起こします。アレルギー反応を起こしたくなければ、人体に悪い化学物質が含まれていないレジンがおすすめです。
硬化したレジンの捨て方
洗浄した部品や硬化した樹脂はリサイクルできません。洗浄した部品や固まった樹脂は、他のゴミと一緒に捨ててください。
レジンの失敗作の捨て方
既に硬化してしまったレジンの失敗作の場合は不燃ゴミで出すことができます。
※自治体によって異なる場合がありますので自治体のルールに従って処分しましょう。
レジンの容器などの捨て方
ペーパータオルや容器など、液状のレジンが付着したものは、樹脂が固まるまで天日や紫外線に当てて捨てることができます。その後、他のゴミと一緒に捨てられます。
大量、未開封の物がある場合は売ることができる
フリマサイトで売却
レジンはフリマサイトで売却することもできます。
フリマサイトは自由に価格を設定できますし、売れるところを探して売ってみるのもいいでしょう。
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ラクマで
地域掲示板(ジモティー)で売る
地元の掲示板ジモティーは、日本全国各地域の、色々な地元情報を掲載するサイトで、売買のカテゴリーがあり地域によっては頻繁に売買が行われているので、ここを使って売るのも手ですね!
ジモティー
まとめ
レジンの危険性や安全な処分方法を分かったうえで処分するようにしましょう。
使い切れない大量のレジンがある場合は売ることもできるので、検討してみてはいかがでしょうか。