- 洗濯パンの必要性と種類
- 防水パンの設置方法とDIYにおすすめのサイズ
- 防水パンの交換時期と注意点
洗濯パンの取り付け費用などについてご案内いたします。
洗濯パンの必要性と防水パンの種類
洗濯パンは必要でしょうか?
洗濯パンまたは防水パンと呼ばれるものは、室内設置の洗濯機の下におかれた樹脂製の水受
けを指します。
現代の洗濯機では使用中に水漏れしてくるなどということはまず起こりませんが、万が一洗濯機のホースが外れたり劣化して敗れた場合などの漏水を防ぎ床や階下への水漏れを防ぐこ
都ができるので設置の必要性は高いといえます。
また、洗濯機の振動を軽減することも可能です。
洗濯パンには次のような種類があります。
<フラットタイプ>
平らなタイプで、底面が平らなため洗濯機が置きやすいのですが隙間が少なく掃除がしにく
い面があります。
<かさ上げ枠ありタイプ>
四隅が高くなっていて、四方が枠で囲われています。
枠はありますがかさ上げされているのでふたっとタイプよりスキマが大きく掃除しやすいです。
<かさ上げ枠無しタイプ>
四隅が高くなっていて、四隅以外の部分がフラットなタイプです。
洗濯機下に大きく隙間ができるので掃除が最もしやすいタイプです。
洗濯パンの設置工事費用と業者選びのポイント
洗濯パンの設置工事費用は、洗濯パンの商品代金をいれておおむね4万円~6万円程度が
多いです。
業者選びのポイントとしては次のようなことがあげられます。
- 水道局指定の業者であること
- 見積もりが無料であること
- 複数業者から見積もりを取って比較すること
防水パンの耐用年数と交換費用の相場
防水パンの耐用年数は一般的には20年~25年程度とされています。
交換費用の相場としてはサイズなどでも変わってくるので幅が大きいですが最多の価格帯
としては交換用の商品代金込みで4万円~6万円程度と考えられます。
防水パンの設置方法とDIYにおすすめのサイズ
防水パンの設置方法とDIYについてご案内いたします。
自分で行う防水パンの設置工事の手順と必要な道具
防水パン設置を自分で行う場合は次のような工具が必要です。
- <電動ドライバー>
防水パンを床にねじ止めするために使用します。 - <カランプライヤー>
排水トラップを締め付けるために使用します。 - <排水トラップ回し>
排水トラップの設置や、固着した排水トラップを取り外すときに使用します。
防水パンを交換する場合の取り外しなどの手順は次の通りです。 - <止水栓をとめる>
必ず止水栓を閉めて水を止めることが重要です。
万一そのまま作業すると室内が水浸しになってしまいます。 - <洗濯機を移動させる>
給水ホースと排水トラップへのホースを外した後に、洗濯機を移動させます。 - <排水トラップを取り外す>
古い防水パンの排水トラップを取り外します。 - <古い防水パンを撤去する>
電動ドライバーでねじを外して古い防水パンを撤去し、床面などを掃除します。 - <新しい防水パンに排水トラップを設置する>
新しい防水パンに排水トラップを先に設置します。 - <防水パンを設置する>
新しい防水パンを所定の場所に設置し、ねじを電動ドライバーで固定します。 - <洗濯機をもどす>
洗濯機を元に戻し、給水ホースと排水トラップへのホースを再接続します。 - <止水栓を開ける>
閉めてあった止水栓を空けて完了です。
DIYで防水パンを設置する際のサイズ選びのポイント
防水パンには3つのサイズがあります。
DIYで交換する場合は現在のサイズと同じものを買いますが、サイズ確認をしっかり
行いましょう。
サイズは次の3つです。
<幅640㎜×奥行640㎜のタイプ>
マンションやアパートなどに多い正方形型です。
<幅740㎜×奥行640㎜>
<幅800㎜×奥行640㎜>
この2つのサイズは大型洗濯機やドラム式洗濯機で利用されるサイズです。
防水パンの設置場所と掃除のコツ
防水パンの設置場所は洗濯機の下で掃除がしにくいのですが、水分がたまりやすい場所でもあります。
ハンディモップなどで掃除をし、カビの発生を防ぐため水分をよくふき取りましょう。
防水パンをDIYで行う場合の注意点
防水パンをDIYで行う場合の注意点としては次のようなことがあります。
ホースの接続、ねじ止めなどをしっかり行うことが重要です。
漏水などが発生すると大変なことになります。
また、洗濯機は重量物ですから移動の際に怪我をしないように十分な注意が必要です。
洗濯機排水トラップと防水パンの設置の違いと注意点
洗濯機排水トラップと防水パン設置の違いについてご案内します。
洗濯機排水トラップの設置費用と注意点
洗濯機排水トラップの業者による設置費用は2万~3万円前後が多いようです。
注意点はDIYで行う場合、排水トラップ自体は高くありませんが工具が結構高いので
結果的に業者に頼むより高くつく場合があることです。
特別なこだわりなどがなければ業者に依頼するほうがよいでしょう。
防水パンを設置する際の注意点
防水パンを設置するときは水漏れなどによく注意が必要です。
また防水パン設置後に洗濯機を戻すときに重量物ですから怪我に注意が必要です。
マンション住民の場合防水パン設置不具合などがあった場合、階下への水漏れなどの
被害が発生することがありますから注意しましょう。
防水パンを設置することで得られるメリットとデメリット
防水パン設置のメリットとデメリットについてご案内します。
<防水パン設置のメリット>
万一の水漏れを防ぐことができること、結露などによる床材への影響を取り除くことができ、洗濯機の振動や騒音を軽減できます。
<防水パン設置のデメリット>
デメリットとしては防水パンを設置することで洗濯機株の掃除がやりにくくなることがあげられます。
防水パンの交換時期と注意点
防水パンの耐用年数と交換のタイミング
防水パンの耐用年数としては一般的には20年から25年程度とされています。
樹脂製の防水パンが多いので、交換のタイミングとしては防水パンに亀裂などが生じてきた
タイミングや、洗濯機を交換するタイミングなどがあげられます。
防水パンを交換する際に必要な費用
防水パンを交換する場合、大きさなどによっても違いますが業者に依頼した場合は新しい防
水パンの部品代を含めて4万円~6万円程度であることが多いようです。
家電量販店の洗濯パン交換費用について
家電量販店の洗濯パン交換費用をご案内します。
ヤマダ電機
防水パンの交換をヤマダ電機で依頼した場合正確な金額は現地見積もりが必要とのことです
が5万円前後が多いとの回答でした。
エディオン
防水パンの交換をエディオンで依頼する場合、店舗に確認したところ戸建て住宅の場合は
現地見積もり後に価格を提示するとのことです。
またマンションは施工時の責任が持てないため、マンションでの防水パン交換工事はエデ
ィオンでは受付できないとのことでした。
まとめ
防水パンの交換についてご案内してきました。
洗濯機の下部にあって普段は意識しないけれどとても重要な防水パンを交換する場合、業者
に工事依頼する場合とDIYで行う場合があります。
DIYでも注意すれば可能ですが、水漏れのリスクや工具の価格などをおうりょすると業者へ
の依頼が良いという場合も多いと思われます。
洗濯機の買い替えなどのタイミングで検討してみてはいかがでしょうか?
タイトル:洗濯機排水トラップ設置費用についてはこちら
洗濯機の排水トラップ設置費用についてご案内いたします。
洗濯機排水トラップの基礎知識と仕組み
洗濯機排水トラップの役割と重要性
洗濯機排水トラップの役割は、一定量の排水をためておく(封水)ことで、下水から
のにおいや虫などの侵入を防ぐものです。
においを防いだり下水からの虫などの侵入を防ぎ洗濯機を清潔に保つということで非常
に重要なものです。
洗濯機排水トラップの構造と仕組み
排水トラップは「エルボ」と「ワン」の2つの部位からできています。
エルボは洗濯機の排水ホースとつながっており、ワンは排水管側に接続されています。
このワンが折り返し構造になっており一定量の水がたまるようにできています。
一定量以上の水は排水管側に流れるようになっており、この一定量の水(封水)が下水
からの悪臭や虫などの侵入を防ぎ洗濯機を清潔に保っているのです。
洗濯機排水トラップの劣化や故障の原因とは?
排水トラップが劣化や故障する原因としては、つまりはもちろんながらパッキンなどの
劣化などがあげられます。
洗濯機排水トラップの交換方法とDIYについて
洗濯機排水トラップの交換方法と作業手順
洗濯機排水トラップの交換手順は次の通りです。
ここには設置手順を示しますが、交換の場合はまず設置手順を逆にやって取り外しをして
から設置の流れです。
<洗濯機排水トラップ設置方法>
- 洗濯機パンの穴部にUパッキン、続いてスリップワッシャ―を重ね、トラップフランジに本体を締め付けます。
- トラップフランジに防臭おわんを取り付け、泡止めパイプを入れます。
- 防臭パイプをトラップフランジに手締めで取り付けます。
- 目皿を泡止めパイプにはめ、トラップフランジにセットします。
- 泡止めパイプにエルボを十分差し込みます。
DIYでできる洗濯機排水トラップの交換方法とコツ
排水トラップの交換はDIYでも可能です。
上記の交換方法と作業手順と同様ですが、隙間が空くような場合は排水口部分に
シーリング材を注入することも一つの方法です。
洗濯パン排水トラップの交換費用と相場は?
洗濯パン排水トラップの交換費用の相場は、排水トラップの部品代が2000円から1万円の
範囲、作業工賃が1万円前後となります。
洗濯機排水トラップの取り付け方法と注意点
洗濯機排水トラップの取り付け方法と工事の流れ
洗濯機排水トラップの取付方法は次の通りです。
- 洗濯機パンの穴部にUパッキン、続いてスリップワッシャ―を重ね、トラップフランジに本体を締め付けます。
- トラップフランジに防臭おわんを取り付け、泡止めパイプを入れます。
- 防臭パイプをトラップフランジに手締めで取り付けます。
- 目皿を泡止めパイプにはめ、トラップフランジにセットします。
- 泡止めパイプにエルボを十分差し込みます。
洗濯機排水トラップの取り付けに必要な工具と材料
排水トラップ本体、インパクトドライバー、コーキングガン、シリコンシーラント
塩ビ接着剤が必要です。
洗濯機排水トラップの取り付けで注意すべきポイントとは?
排水トラップ取り付ける場合は、水漏れがないようにしっかりと取り付けることが
大切です。
またDIYの場合工具や必要資材の価格を考慮すると業者に依頼したほうが良いということがある場合も注意点といえるでしょう。
洗濯機排水トラップの臭いや詰まりを防ぐ方法とおすすめサービス
洗濯機排水溝トラップの臭いやつまりを防ぐにはどうすればよいでしょうか?
洗濯機排水トラップの臭いや詰まりを防ぐ方法と予防策
洗濯機排水トラップの臭いやつまりを防ぐには、排水溝清掃洗剤(パイプユニッシュ)など
を用いて排水溝を清潔に保つことが一番良い方法です。
できれば月に1度程度排水溝を清掃するとよいでしょう。
おすすめの洗濯機排水トラップ掃除サービスと選び方
掃除サービスは水道業者やハウスクリーニング業者が請け負っています。
選び方としては次のような点に注意して選びましょう。
- 料金が明確か?
- 自社施工か?
- 実績が多くあるか?
- 水道関連の有資格者がいるか?
- 建築物排水管清掃業登録業者か?
- アフターフォローや保証内容はどうなっているか?
洗濯機排水トラップ交換に依頼するならどこがおすすめ?業者選びのポイント
お勧めの業者さんを数社あげてみます。
くらしのマーケット
https://curama.jp/
すまサポ
https://web.suma-sapo.net/
クラシアン
https://www.qracian.co.jp/
業者選びのポイントとしては、明確な料金や水道関連有資格者が施工するか、実績豊富なことなどがあげられます。
まとめ
排水溝トラップの設置関連費用についてご案内してきました。
洗濯機を使用するうえでとても重要な排水溝トラップはトラブルが発生すると悪臭など悪影響が大きいものです。
こまめな清掃を心がけ万一トラブル発生した際にも素早く対応しましょう。